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政府は16日、イラクで武装グループに人質にされていて解放された郡山総一郎さん(32)、今井紀明さん(18)、高遠菜穂子さん(34)の3人を日本時間同日午後3時ごろ、チャーター機でバグダッドからアラブ首長国連邦(UAE)のドバイに移送する。3人は早ければ17日午後にも民間直行便で関西空港に帰国し、警察当局が事件の経緯などについて事情を聴く。政府は、イラクで拉致されたとみられるフリージャーナリストら邦人2人の行方が依然不明なことから、外務省対策本部などは存続させ、2人の安否確認や救出を急ぐ。
行方不明になっているのは、フリージャーナリストの安田純平さん(30)=埼玉県入間市在住=、市民団体メンバーの渡辺修孝(のぶたか)さん(36)=栃木県足利市出身。
16日午前に開かれた閣僚懇談会で、小泉首相は3人の解放について「大変難しい交渉だった。関係者や関係国に協力・支援いただき、感謝している」と語った。首相はまた各閣僚に「まだ所在のわからない2人、各国の人質がいる。引き続き慎重に事に当たるように」と情報管理の徹底などを改めて指示した。
福田官房長官は16日午前の記者会見で「政府もこの地域には危険を伴うと退避勧告をしたが、法的強制力はない。行かれる方が勧告を素直に聞いて身の安全を図ることに全力を期すべきだ。渡航を延期することが当然考えられてしかるべきだ」と改めて強調した。
また、閣議後の閣僚懇談会や与党の対策本部などで、退避勧告にもかかわらずイラクに渡航した3人らの「自己責任」を問う声が相次いだ。
外務省は同日午前7時から緊急対策本部の会合を開き、3人の移送方法などを確認した。一方、行方不明となっている安田さんら2人の安否確認と救出のため、同省内に設置された対策本部とアンマンの現地緊急対策本部は存続させ、引き続き情報収集などに全力をあげる方針を決めた。
アンマンの現地緊急対策本部長を務めている逢沢一郎外務副大臣は同日午後、ドバイで解放された3人を出迎える。3人は拘束が1週間に及んだことから、ドバイの病院で健康診断を受ける。
(04/16 12:21)
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