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救助を依頼する無線から丸2日たった9日午後2時半、関西学院大学ワンダーフォーゲル部員14人全員が救出された。部員たちはコンロで雪を溶かして飲みながら、帰還を信じた。
14人は6人用の雪洞二つと2人用の雪洞一つを掘り、食料、燃料、電池を三つに分けて過ごした。栄養調整食料などの非常食を間隔をあけながら食べ、コンロで雪を溶かして飲んだ。
勝山署によると、登山し始めた時は雪がくるぶし程度しかなく、計画の行程より早く進んだ。ところが、1日で1メートルもの積雪があったり、部員の1人が10メートルほど滑落したりといった予想外の事態が続き、早くも3日目には撤退することも検討していた。
遭難した際は歩こうとすると転がってしまうほどの強風で、雪洞を掘る際もスコップが風にあおられた。雪洞の入り口は吹雪で徐々にふさがるため、部員たちはザックを入り口に並べて雪を防いでいた。
雪洞の中はぬれていたが、静かで、部員らは睡眠も十分にとれていた。起きている間は雪洞の補修作業などを行い、仮眠を取りながら、交代で2時間おきに雪を除く作業を続けた。
ラジオで天候が回復傾向にあることを知ったことや、8日には現場に接近を試みる県の防災ヘリの音が聞こえたことなどから、厳寒の雪洞の部員たちは、精神的には落ち着いていたという。
(02/09 22:23)
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